3月10日(日曜日)、県立五條高等学校において行われた「わたいとつむぎ2019」の様子を取材しました。
「綿部」は他の部活動との掛け持ちが可能で、「藍・綿を通して地域の小学生と交流する活動」を取組の軸としています。生徒達はまず、綿花の栽培に取り組み、春の種まきから夏の水やり、そして収穫までを行います。さらに、年に3回開催するイベントの実施だけでなく、綿花栽培を通じて、インドの高校生との交流や、世界の貧困問題や世界各国のさまざまな事情などについて、複数の教科にわたって学習するなど、単なるクラブ活動のイベントに終わらせず、幅広い学習と取組を進めています。
イベント前には、自分たちで糸紡ぎを経験したうえで、小学生にわかりやすく説明するために、何度も教え方のリハーサルを行い当日を迎えたそうです。また、活動の後半になると、卒業生たちが隅の方で使い終えた道具を片付け始め、現役の高校生たちの活動を見守ってくれていました。
参加していた小学生の中には、楽しくて毎回必ず参加しているという子どももおり、高校生も子どもの上達した様子を喜んでくれていました。また、保護者の方も、子どもが楽しみにしていたとおりの活動で、これからも続けて参加させたいと、うれしそうに見守っておられました。