主に乱用される薬物について
1,覚せい剤
覚せい剤の成分には、アンフェタミンやメタンフェタミンがあり、覚せい剤のほとんどは海外から不正に密輸入されているものです。形状は白色の粉末または無色透明の結晶で、臭いは少なくやや苦味があります。覚せい剤を使用すると、一時的に中枢神経が興奮しますが、効果が切れると激しい抑うつ状態(疲労感、脱力感)に陥り、イライラするので繰り返し乱用してしまいます。これにより、幻覚や妄想等の症状が現れ、興奮状態や錯乱状態に陥り、他人や家族に暴力を振るったり、傷つけたり、また殺人等他の犯罪に手を染めてしまうこともあります。
また、使用を止めても、何かをきっかけに再燃(フラッシュバック)し、使用にいたってしまうこともあります
※覚せい剤の別名:エス、スピード、アイス、シャブ、ヤーバ
2,大麻
大麻は、近年増加の一途をたどっており、平成21年度も過去最高を記録し、現在若者の間で、タバコ感覚で乱用が広がっています。これは、大麻には害がないという誤った情報に惑わされて安易に使用する若者が増えていることも原因に挙げられます。
大麻を乱用すると、知覚が変化したり、学習障害、記憶障害、人格変化を起こし、また免疫力を低下させることで感染症等にもかかりやすくなります
※大麻の別名:マリファナ、はっぱ、ハッシッシ、チョコ
3,危険ドラッグ
「合法ドラッグ」「脱法ドラッグ」等と称して販売されている薬物です。覚せい剤等と同様に幻覚・妄想等の作用があり、錠剤型の物等さまざまです。これらの多くは薬事法等でその販売等が規制されています。乱用による害も大きく、急性中毒や幻覚等により殺人を起こしたり、健康被害が発生したりします。
※詳細については、
こちら をご確認ください。