大峰堂恒例の研修会。社員だけでなく、アルバイトの人、社外の人まで参加でき経営戦略などを熱く議論する。 大峰堂の漢方薬 生産量は、病院でもらう漢方錠剤としては日本一の生産量を誇る。 例えば、高熱が出た時にその症状を止めるのが西洋薬だとすると、血圧が高めなど、未病の状態を改善するのが漢方薬の得意分野なんです。最近では統合医療といって、それぞれの良さを活かして併用する考え方が出てきているんですよ。 漢方薬の原料生薬がとれる本場は中国です。木の葉や実、根などを、産地から直接輸入して、いつ、どこで、どんな人が作った原料なのかを追跡できるようにしています。輸入してきた原料を煮出して有効成分を抽出してから、パウダー状にするような流れです。 農薬や微生物などが混入しないよう二重三重のチェックをしているんですよ。そのような天然物から抽出したエキスで、世界の人を幸せにすることを会社の目標にしています。 仲がいいだけでは無いんですよ(笑)。ただ温かいだけの関係では、組織を正しい方向に導いていくことはできないんです。仕事は忙しく厳しいものです。そんな中、私自身が会社の仲間に助けられていることを強く感じています。私にとって、社員の人も、アルバイトの人も関係なく家族のようなものです。会社の理念として、世界中の人を幸せにしたいと掲げているのですから、何があっても絶対に仲間とその家族の暮らしを守ります。 初めは、自分の卒業校でもある近所の学校に本を贈ったんです。でも、ふと考えた時に、仲間みんなで得た利益で、私の卒業校だけに本を贈るのは利己的なのではと思いまして、今では、社員とアルバイトを含めて全員、それぞれの子どもが通う学校に本を贈っているんです。 極端ですが、従業員だった人が年老いて亡くなる時に、本人と家族が、一生懸命頑張って働いて良い人生だったと思えるような会社ですね。仲間の幸せと、患者さんの幸せを考える会社でありたいですね。 新たな仲間を増やすことなので私自身、初めから面接に参加します。学歴や筆記テストの結果などは過去を見るものです。それよりも、将来一緒に働くイメージがわくかどうかを一番に考えて、選考は全て面接です。素直で明るく前向きな人が最高だと思います。 理想の会社を探すのではなく、自分が自分でいられる会社を探すことがいいですよ。ご縁というものはたくさんあります。焦らずじっくり探してくださいね。 「世界中の人の健康に貢献したい!」と明るく語る、平成25年度の新入社員の皆さん。
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