果樹の育種・栽培流通技術に関する研究

カキを中心とした果樹の新品種育成や品種選定を行っています。また、高品質・省力・生産安定技術を開発しています。

食味に優れ、栽培しやすい新たなカキ品種の育成

奈良県のカキは、全国第2位の栽培面積を誇る基幹的な果樹品目です。品種は‘富有’、‘刀根早生’および‘平核無’の3品種が大部分を占めていますが、労力分散や有利販売の観点から、新しい奈良県オリジナル品種が望まれています。そこで、当センターでは、様々な品種間での交配と栽培評価を実施し、新しいカキ品種の育成を試みています。

   新たなカキ品種の育成

温暖化に適応した果樹新規品目の栽培適性調査

近年、気候温暖化が問題となっています。しかし一方で、従来は奈良県に適さないとされてきた果樹品目が、温暖化によって栽培できるようになる可能性も考えられます。そこで、当センターでは、アボカド等の熱帯果樹や、中晩柑類など新規品目の栽培試験を実施し、越冬の可否や収量などについて調査しています。

   アボカドの栽培適性調査

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