事業概要
平成28年1月30日(土曜日)に、「奈良の木の匠」養成塾の第2回目を開講しました!
本事業は、住宅販売の営業担当者・工務店・設計士・デザイナー・学生等を対象に、奈良の木の魅力や特性、使い方の講義のほか、大径木・木材加工施設・モデルハウス等の現地見学を行うもので、奈良の木の利用提案できる人材を育成することを目的としています。
日時・場所等
○日時:平成28年1月30日(土曜日) 9時00分から16時30分まで
○場所:桜井市・吉野町の現地
○参加者:工務店・設計士・デザイナー・受託販売営業担当者・学生等 計39名
見学内容
(1)西垣林業(株) (「原木市場と併設する国産材量産製材工場の見学」)
原木市場の会場では、競り人が原木の上に立つと「1万2000円!」「1万5000円!!」「1万8000円!!!」とかけ声がかかり、競りの実演も行われました。

製材工場では大型の機械の見学を行いました。機械と人の手によって、原木が次々と製材されていく様子に参加者は関心しているようでした。

(2)吉田製材(株) (「吉野ひのきを中心にした無垢材の製材と供給体制について」)
吉野材の特長をわかりやすく解説していただきました。また、枝打ちができている場合の材の特長、木の生長の仕方などを丸太の断面を例にとりながら示していただきました。

皮むきの体験も行いました。皮をむいてみると表面は大変湿っており、木は多くの水分を含んでいることを実感しました。

(3)奈良県銘木協同組合 (「木と付き合う知恵~伐り旬と製材加工~」)
吉野林業の歴史や、「木の反り」「表使い・裏使い」「強度」といった木の使い方について、また奈良県銘木協同組合の現在の取り組みについて学びました。

銘木市場らしい材も見学することができました。

(4)阪口製材所 (「一棟丸ごとの材料を扱う製材工場と、真壁・大壁のモデルハウス2棟の見学」)
「施主・設計士・工務店の要望に応えるため、さまざまな材をとりそろえておく」という考え方を学びました。

真壁・大壁の2棟のモデルハウスを見学し、建物への材の使い方やデザインを学びました。
