唐招提寺では、夏になると数々の美しい蓮(はす)の花が開花します。 その中に、孫文蓮と呼ばれる蓮の花があります。これは、中国で「中国革命の父」と呼ばれる孫文ゆかりの花です。 孫文は日本に亡命した折、古代蓮の種を持参していました。中国では、蓮の種を送ることが同盟の契りを意味することから、その種は友好の印として、孫文から日本の支援者に贈られました。 後に、ハス博士の大賀一郎氏によって発芽育成されたこの蓮は、「孫文蓮」と名付けられ、中国とのゆかりが深い唐招提寺にも贈られました。 孫文蓮は今も唐招提寺において、鑑真和上が持ち込んだと伝えられる「唐招提寺蓮(はす)」などの多数の蓮とともに保護、育成されており、毎年人々の目を楽しませています。
※開花情報は、唐招提寺にお問い合わせください。 TEL 0742-33-7900
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