柿に関する研究

奈良県のカキは全国第2位の生産量を占め、
産地に後継者が多いのが特徴です。
現在、老木を切って、若い木や新しい品種に効率良く替えるために、
早期成園化技術の研究を行っています

大苗を利用した早期成園化技術の研究

圃場を改植する場合、購入した苗木を定植すると、生育がばらつく上に収穫まで4年かかります。一方、苗を鉢で生育させ、大きくしてから定植すると、生育が揃う上収穫までの期間が短くなって、早期成園化が可能になります。当所では、苗の生産に適した用土の開発と、定植時の負担を軽減するための用土の軽量化、少容量化等について研究をおこなっています。現在、栽培現場で実証しています。

     (写真は、軽量用土で育苗した大苗)

新品種の適応性に関する研究
 近年、(独)果樹研究所から品種登録された早生の甘柿品種「早秋」は果皮の赤色、中生の甘柿品種「新秋」、「甘秋」は高糖度、「太秋」は大きさとナシのような食感が特徴です。これらの品種の奈良県における適応性について調査し、より高品質の果実を生産する方法について研究しています。

                    (写真は
「太秋」)

作業性向上に関する研究
 栽培者のニーズや経営状況にマッチした栽培法の研究を行っています。作業性の向上や低コスト化を図るために、奈良方式低面ネット栽培や簡易棚栽培を開発しました。奈良方式低面ネット栽培は、果樹経験の無い老齢者や身障者にも栽培を可能とし、簡易棚栽培は、従来の棚栽培の4分の1の設置コストで、高品質果実生産を実現しました。

          (写真は奈良方式低面ネット栽培)