森林の公益的機能


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 森林には、木材等の林産物を供給するという役割だけでなく、さまざまな公益的機能が備わっており、これらの公益的機能は県民の生活と深くかかわっています。また近年、地球温暖化等の環境問題防止の役割や環境教育活動の場の提供など、県民の森林に対する期待は多様化しています。
 ここではこれらの森林の公益的機能について紹介していきます。



森林の持つ多面的機能について

 

   水源をかん養する

森林は地表の落葉や地中の根っこ等の活動により、雨水の貯留能力を増大させ、雨水等の河川への流出を平準化させています。また、その流出の過程で水質を浄化しています。

   自然災害を保全する

森林は地中に根を張り巡らすことなどにより、土砂の崩壊や流出を防止しています。


   生活環境を守る

森林は、騒音を吸収したり風害を防いだりする役割があります。

   保健休養の場を提供する

森林は、森林浴・ハイキング・キャンプ等のレクリエーションの場を提供することなどにより、人に安らぎを与え、心の緊張を和らげています。

   木材を供給する

木を伐採し、用途にあった製材・加工を施すことで、身近な木製品や住宅の基礎材となります。

   自然環境を守る

森林は、野生動植物の生息・生育の場となることにより、生物種、生態系等を保全し、自然環境を健全に保つ役割があります。

   地球温暖化を防止する

森林は、地球温暖化の原因となる大気中の二酸化炭素を光合成により吸収し、幹や根などに有機物として貯蔵することにより、地球温暖化の防止に重要な役割を果たしています。 

 

  森林の多面的機能紹介パンフレット


森林の公益的機能の評価額

 
森林の有する多用な公益的機能の年間評価額について、林野庁の試算方法によると、貨幣換算が可能な機能だけでも全国では74兆9,900億円、奈良県では8,365億円の評価に値するとされている。


  「森林の公益的機能の評価額(年間)」  平成12年9月林野庁

機能の種類 全国の評価額
(H12年9月林野庁)
奈良県の評価額
国土の保全機能 土砂流出防止 28兆2,600億円 3,614億円
土砂崩壊防止 8兆4,400億円 953億円
36兆7,000億円 4,567億円
水源かん養機能 降水の貯留 8兆7,400億円 629億円
洪水の防止 5兆5,700億円 1,098億円
水質の浄化 12兆8,100億円 797億円
27兆1,200億円 2,524億円
保健休養機能 2兆2,500億円 266億円
自然環境の保全機能 3兆7,800億円 427億円
地球温暖化防止機能 二酸化炭素吸収 1兆2,400億円 140億円
酸素供給 3兆9,000億円 441億円
5兆1,400億円 581億円
合      計 74兆9,900億円 8,365億円

 

評価額算出方法
(PDFファイル 16KB)