病棟で働く Hospitalist

患者さんの生活にまで力強く寄り添える医師に

患者さんの生活にまで
力強く寄り添える医師に

病院総合診療医は、専門家が専門の治療に専念できるよう、基本的なcommon diseaseの治療を担当します。
また、稀な疾患や救急疾患にも的確な診断を下し、迅速な治療や適正な専門家への振り分けも行います。
入院で根治目的の治療ばかりを行うのではなく、普段の生活に戻れるよう、患者さんを全人的な視点からサポートすることも病院総合診療医の大切な役割です。

病院総合診療医として働く

病院で患者さんを全人的に診る

専門分化していく病院医療の中で、全人的に患者さんを診る視点を持って医療をします。患者さんの話をじっくり聞き、しっかりとした身体診察、充実した検査から、じっくり考えて臨床推論を行っていきます。患者背景をしっかり聞き取り、患者さんの生活も含めて診ていける、そんな医療を提供します。

common diseaseをしっかりと診る

人が病気になったとき、外来医療、在宅医療では改善が期待しにくく、入院で確実に治すべき疾患もあります。病診総合診療医に求められるのは、入院加療が必要なcommon diseaseを、的確に診断、迅速に治療して、日常生活に戻すことです。地域の中核病院なら、総合診療部門で多くのcommon diseaseの管理ができる必要があります。また大病院では専門家が専門の治療に専念できるように、基本的なcommon diseaseを担当します。そういった治療を専門科に任せてもらえるような知識、技術を身に着けます。

病院総合診療医として働く
珍しい疾患、難しい疾患をしっかりと診る

珍しい疾患、難しい疾患をしっかりと診る

common diseaseの診療ができるのはもちろんですが、稀な疾患、緊急性の高い疾患、重症度の高い疾患を見逃さない診断力も必要です。病院総合診療医は、高い診断力を求められます。規模が大きい病院では、より、稀な疾患や診断が難しい症例がくる割合が高くなります。中核病院では、見逃さず適切に診断して、大規模病院に紹介します。病院総合診療では、地域に出ても役立つmedicalな知識・経験をより深めていきます。

一方、重症の患者さん、複数の疾患を持つ患者さん、どの科にも当てはまらないような症例も担当します。若い時期にこういった重症症例や複雑症例のマネジメントを身に着けると、地域で難しい症例にあたっても対応できる力が身に着きます。
(中核病院、大規模病院とも)

専門科と協力する

専門科と協力する

専門科と同じ施設内で医療をすることで、専門性の高い知識に常に触れる機会があり、決して任せきりではなく、紹介までのアセスメントをしっかりして専門科と協力して診療することで、より幅広い知識を身に着けていきます。

介護保険も、緩和医療も

介護保険も、緩和医療も

入院した患者さんを、普段の生活に戻していくのも病院総合診療医の大きな役目です。多職種、特にケアマネージャーや、在宅医と連携しながら、より早く元の生活に戻していくよう努めます。
また、緩和ケアチームと連携して、入院医療の中の緩和医療も積極的に担当します。入院で、根治目的の治療ばかりするだけでなく、症状緩和、スピリチュアルケアの知識・技術も身に着け、患者さんに寄り添える医療も実践していきます。

力強く寄り添える医師に

力強く寄り添える医師に

先述のように、患者さんを全人的に診て、適正な専門科への紹介ができ、common diseaseをしっかり診ることができ、稀な疾患、難しい疾患、救急疾患にも対応しながら、患者さんがもとの生活に戻れるサポートや、ターミナル期の医療もできる、単に寄り添うではなく、力強く寄り添えるのが総合診療医です。

地域を守り、地域に出ても

地域を守り、地域に出ても

総合診療専門医は、病院総合医として病院にいるときは、入院が必要な疾患や、難しい疾患を担当する、地域を守る砦として機能します。また、家庭医として地域の診療所に出たら日々患者さんの健康と生活を守りながら、介護や看取りなども担当できる役割が求められます。総合診療プログラムとして、病院で研修するときは、主に前者の知識・技術の習得を目指しますが、totalとしては、どちらの状況でも活躍できる医師の養成を目指しています。

大学型・地域型・診療所型など充実の研修施設

研修施設一覧

総合診療医養成プログラムを有する基幹施設6施設のリンク先を掲載しております

シカいの広い総合診療医は君だ!

歴史ある奈良から明るい医療、明るい未来へ。 Create a bright future, a bright future from historic Nara.