開催中/これからの展覧会

奈良県立美術館開館50周年記念展


2023年4月22日(土)~6月11日(日)
特別展 田中一光 デザインの幸福
奈良市出身のグラフィックデザイナー・田中一光(1930-2002)。日本のグラフィックデザインの黎明と発展に重なるようなその経歴は、幅広い分野でデザインを通じて日本文化の発信・文化創造の展開を担った道のりでもありました。本展では、200点を超える当館所蔵品から選りすぐられた名品に加え、ロゴマークなどのデザインと社会の密接な関係を示す作品、更には田中一光と三宅一生のコラボレーションなどを紹介します。


2023年7月8日(土)~9月3日(日)
企画展 富本憲吉展のこれまでとこれから
昭和48年(1973)3月、奈良県立美術館の開館を飾ったのは「富本憲吉展」でした。それから半世紀の間、当館では継続して富本憲吉(1886-1963)の活動を取り上げ、作品の収集に努めてきました。開館50周年にあたり開催する本展では、富本憲吉をテーマとする当館の展覧会歴をたどりながら、彼の生涯と活動を改めて振り返ります。陶芸家としての業績はもちろん、デザイナーの先駆者としての側面や窯業地に赴いての活動の様子、また日本近代美術において富本が果たした役割など、多角的な視点から富本憲吉研究の展望を考えます。


2023年9月30日(土)~11月12日(日)
特別展 仮面芸能の系譜 仮面芸能のふるさと奈良
わが国は、先史時代から仮面芸能が生きづく希有な文化を持っています。縄文時代の土面に始まり、飛鳥時代に百済人が伝えた伎楽や、大陸から伝来し平安時代に集大成された雅楽・舞楽。また曲芸的な散楽、水田耕作と密着した田楽。その淵源が謎に包まれた予祝舞・翁舞や、中世に大和国において猿楽から発展した能狂言へとつながります。本展では、仮面に加え、装束や楽器、映像、音源などを展覧し、奈良で生まれ育った仮面芸能の魅力をお伝えします。


 

*ギャラリー展示(1F・入場無料)


2023年4月22日(土)~6月11日(日)
[新ギャラリーオープニング記念]公益財団法人三宅一生デザイン文化財団との特別企画
「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE」