粉末活性炭注入設備

粉末活性炭注入設備

(ふんまつかっせいたんちゅうにゅうせつび)

粉末活性炭注入設備写真

 ダムから流(なが)れてきた水は、桜井浄水場(さくらいじょうすいじょう)の1.5km(キロメートル)ほど東にある接合井(せつごうせい)という水槽(すいそう)を通(とお)ります。

 接合井(せつごうせい)では、粉末活性炭(ふんまつかっせいたん)をいれます。写真(しゃしん)に写(うつ)っているのが、粉末活性炭(ふんまつかっせいたん)をいれるための設備(せつび)です。

 ダムの水には、トリハロメタンの元(もと)になる物質(ぶっしつ)や、かびのにおい、農薬(のうやく)などがまじっています。
 粉末活性炭(ふんまつかっせいたん)には、これらの物質(ぶっしつ)をくっつける働き(はたらき)があります。

・・・トリハロメタンというのは・・・
 塩素(えんそ:もうすこし先(さき)にすすんだところで説明(せつめい)があります) と、水の中の汚れ(よごれ)がくっついてできる毒(どく)のある物質(ぶっしつ)です。
トリハロメタンのほかにも、ハロ酢酸(さくさん)という物質(ぶっしつ)などもできます。

粉末活性炭写真

 これが粉末活性炭(ふんまつかっせいたん)です。椰子殻(やしがら)などの炭(すみ)の粉(こな)ですので、黒色(くろいろ)をしています。

 これらの物質(ぶっしつ)がくっついた粉末活性炭(ふんまつかっせいたん)を取(と)り出(だ)すことで、安全(あんぜん)な水をつくることができます。