濾過池

濾過池

(ろかち)

濾過池写真

 沈澱池(ちんでんち)を通(とお)った水はきれいになっていますが、まだ、細かい汚れ(こまかいよごれ)が残(のこ)っていますので、水道(すいどう)の水にはなりません。その、細かい汚れ(こまかいよごれ)を取(と)るところが濾過池(ろかち)です。写真(しゃしん)に写(うつ)っているのが、濾過池(ろかち)です。

 沈殿池(ちんでんち)を通(とお)った水は、ふたたび塩素(えんそ)が入って、 (塩素(えんそ)については、4つ戻(もど)って、着水井(ちゃくすいせい)の内容(ないよう)を読(よ)んでください) 濾過池(ろかち)に流(なが)れてきます。

中次亜注入機棟写真

 次亜塩素酸(じあえんそさん)ナトリウム  (塩素(えんそ)をふくんだ薬品(やくひん)) を入れるための設備(せつび)です。この建物(たてもの)の下を、水が通(とお)っていきます。
 青色(あおいろ)に見えているのは、水と次亜塩素酸(じあえんそさん)ナトリウムを混(ま)ぜあわせる機械(きかい)です。

 濾過池(ろかち)の底(そこ)には、濾過砂(ろかずな)という、おおきさが1mm(ミリメートル)ほどの細かい砂(こまかいすな)が、70cm(センチメートル)の厚さ(あつさ)で敷(し)いてあります。この中を水が通(とお)りぬけることで、細かい汚れ(こまかいよごれ)が取(と)れていきます。

濾過砂断面写真

 かなり見(み)にくいですが、濾過砂(ろかずな)を横(よこ)から見(み)た写真(しゃしん)です。光(ひか)っている部分(ぶぶん)が水で、茶色(ちゃいろ)にみえるのが、濾過砂(ろかずな)です。水は、上から下へ流(なが)れていきます。

 濾過池(ろかち)を通(とお)った水は、とてもきれいになります。水をきれいにする作業(さぎょう)は、これで終(お)わりで、この水が、水道(すいどう)の水になります。