やさしおベジ増しプロジェクトー理由と工夫ー(中和保健所)

<目次>

「やさしおベジ増し」をする理由(ワケ)

「やさしおベジ増し」の工夫

 

「やさしおベジ増し」をする理由(ワケ)

「やさしおベジ増し」は生活習慣病予防!?

「野菜の摂取量を増やす」「食塩の摂取量を減らす」ことだけが目的ではありません。

身体にやさしい塩加減で野菜を増やした食生活で生活習慣病を予防することが目的です。

野菜は食物繊維だけでなく、カリウムなどのミネラル、ビタミンなどの栄養も摂ることができ、肥満・生活習慣病(高血圧・脂質異常症・糖尿病)などの予防に繋がります。

食塩の摂取が増えると高血圧や心疾患、胃がんなどのリスクが高くなります。

「やさしおベジ増し」をすることで、これらの病気の発症・重症化予防に繋がるのです。

 

奈良県現状は?

奈良県の死因別死亡率(人口10万人対)

奈良県の信別死亡率奈良県の主な死因別に見た死亡率は、全国と同様に悪性新生物(がん)、心疾患、肺炎、脳血管疾患の順に高くなっています。

心疾患の死亡率は全国よりも高く推移しています。

 

参考)人口動態統計

 

 

 

 

 

 

奈良県の医療費

奈良県の医療費(平成26年と平成30年の比較)生活習慣病にかかる一人当たりの医療費

奈良県の医療費は年々増加し、一番高い医療費は循環器系です。

また、生活習慣病にかかる一人あたりの医療費(入院時)では心疾患、医療費(外来時)では高血圧症、糖尿病が高く、年々増加しています。

 

参考)奈良県の医療費の状況ー市町村国保及び後期高齢医療制度に係る医療費の分析ー

 

奈良県の健康課題

平均余命や健康寿命の延伸に伴い、高血圧や糖尿病などいくつかの疾患と付き合うためにも、死亡率の高い疾患(悪性新生物、心疾患、脳血管疾患)と一人あたりの医療費が高い疾患(心疾患、高血圧、糖尿病)の発症・重症化を予防することが必要です。

また高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、日々の食生活と深く関係しています。

県が平成25年に実施した「健康寿命に寄与する要因等の研究」では、健康寿命の延伸に寄与する要因として「食塩の摂取量」「野菜摂取量」が挙げられました。

 

健康寿命の延伸に寄与する要因全国と奈良県の食塩摂取量・野菜摂取量の平均

 

しかし平成28年国民健康・栄養調査の結果より、奈良県は全国平均よりも食塩の摂取量が多く、野菜の摂取量が少ないことがわかりました。まずは、今の食事に野菜料理を1皿プラスすることから始めてみませんか。

 

参考)日本人の食事摂取基準2020年版「生活習慣病の予防」を目的とした食塩摂取目標量(男性:7.5g未満/日、女性:6.5g未満/日)、健康日本21(第二次)の目標値(1日あたりの野菜摂取量の平均値350g以上)

 

「やさしおベジ増し」の工夫

「やさしおベジ増し」とは、身体にやさしい塩加減で野菜を増やした食生活のこと。

3ステップでできる「やさしおベジ増し」の工夫をご紹介します。

 

ステップ(1)食事の傾向を知る

 塩分チェックシート画像

塩分チェックシートを使って、セルフチェック。

食塩をよく摂っている食事の傾向がわかります。

塩分チェックシートの左側に当てはまる項目から、食べ方を改善することが「やさしお」への近道です。

【ダウンロード:塩分チェックシート(pdf 532KB)

 

 

 

 

ステップ(2)「やさしお」のポイント

塩味以外の味覚でおいしく薄味に

 

 

だしの「旨味」、酢や柑橘類の「酸味」、唐辛子やこしょうなどの「辛味」、みょうがやハーブなどの「香り」があると、おいしく「やさしお」にすることができます。

 

 

 

引用:減塩ツール「減塩紙芝居」

 

野菜や果物を食べる

 

野菜や果物を摂ることで、ミネラルや栄養分などの旨味がたくさん含まれています。

また野菜や果物に多く含まれるカリウムは、体内の余分なナトリウム(食塩)を尿とともに排泄する効果があります。

 

 

 

引用:減塩ツール「減塩紙芝居」

 

もっと「やさしお」にする方法を知りたい方は、減塩ツールのページをご覧ください。

 

ステップ(3)惣菜を活用する

奈良県民の2人に1人が中食を利用しています

 中食(惣菜や弁当などを購入して家やオフィスなどで食べること)を利用する人が増えています。

奈良県内でも5割以上がスーパーやコンビニの惣菜・弁当を利用(平成28年奈良県県民健康・食生活実態調査結果)しており、今後もその利用は増えることが予想されます。

原材料を確認するとともに、栄養成分表示の「食塩相当量」の項目も忘れずに確認を。

 

 

 

惣菜の利用惣菜は便利な反面、味付けが濃く、野菜の使用量が少ないなど気をつけるべき点があります。

そこで購入した惣菜に、家にある野菜を追加してみてください。

惣菜にしっかりと味がついているので、生の野菜やゆでた野菜と和えるだけで簡単に「べじ増し」ができます。

1人分だった惣菜が野菜を入れることで量が増え、2人分に。2人で分けることで、食塩摂取量も半分になります。

 

また奈良県ではスーパーと協働し、中食(惣菜や弁当など)の減塩及び野菜増量の取り組みを行っています。

詳しくは、奈良県庁健康推進課やさしおベジ増しプロジェクトのページをご覧ください。

 

「やさしおベジ増し」レシピ

お家で「やさしおベジ増し」が簡単にできるレシピをご紹介。

詳しくは「やさしおベジ増し」レシピのページをご覧ください

 

 

 

食育・栄養に関するページ

食育・栄養(奈良県庁健康推進課ホームページへのリンク)

(1)3期奈良県食育推進計画

(2)やさしおベジ増しプロジェクト

(3)減塩ツール

(4)奈良県版食事バランスガイド

(5)特定給食施設の関係者の皆様へ

 

 

栄養・食生活(中和保健所健康増進課ホームページ内リンク)へ戻る

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