ならの伝統工芸

奈良県内には長い歴史の中で培われた、優れた伝統工芸品が数多く伝えられていて、私たちの生活に豊かさと潤いを与えてくれています。

このコーナーでは、国及び県指定伝統的工芸品ほか、奈良を代表する伝統工芸品を紹介します。

高山茶筌(たかやまちゃせん)


室町時代、大和鷹山(現生駒市)城主の次男、鷹山民部丞(たかやまみんぶのじょう)入道宗(にゅうどうそう)砌(ぜい)が現在の形を初めて作ったといわれ、村田珠光から千利休へと茶道の隆盛とともに茶筌作りが盛んとなりその技術が代々伝承されてきました。

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室町時代、大和鷹山(現生駒市)城主の次男、鷹山民部丞(たかやまみんぶのじょう)入道宗(にゅうどうそう)砌(ぜい)が現在の形を初めて作ったといわれ、村田珠光から千利休へと茶道の隆盛とともに茶筌作りが盛んとなりその技術が代々伝承されてきました。


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奈良筆(ならふで)


僧空海が中国から筆の製法を持ち帰り、奈良で製造されるようになったのが始まりといわれています。
毛質に応じて配分・寸法を決めて混ぜ合わせ、毛組みに時間をかける「練り混ぜ法」により、穂先の仕上がりに絶妙の味がある高級毛筆が作られています。

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僧空海が中国から筆の製法を持ち帰り、奈良で製造されるようになったのが始まりといわれています。
毛質に応じて配分・寸法を決めて混ぜ合わせ、毛組みに時間をかける「練り混ぜ法」により、穂先の仕上がりに絶妙の味がある高級毛筆が作られています。


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奈良墨(ならすみ)


奈良墨は、奈良県奈良市において生産されている墨です。明日香の地で始まったとされ、都が京都へ移ってからも奈良には多くの寺社があることから、写経や学問に必要な墨の工房は奈良に留まりました。奈良県奈良市にある興福寺二諦坊の燈明の煤を集めて作ったとされている油煙墨が、良質な「奈良墨」として名声を得て以降、現在まで長い伝統を保持しています。

 

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奈良墨は、奈良県奈良市において生産されている墨です。明日香の地で始まったとされ、都が京都へ移ってからも奈良には多くの寺社があることから、写経や学問に必要な墨の工房は奈良に留まりました。奈良県奈良市にある興福寺二諦坊の燈明の煤を集めて作ったとされている油煙墨が、良質な「奈良墨」として名声を得て以降、現在まで長い伝統を保持しています。
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神具・神棚(しんぐ・かみだな)


江戸時代中期、お神札(ふだ)を祀るために大神宮棚(だいじんぐうだな)という特別な棚が設けられるようになり、これが神棚の原型となり庶民の生活に幅広く普及しました。
この地方で製造される神棚は上質の桧材を丹念に組み上げ、桧の気品ある香りと相まって独特な厳粛さがあふれています。

           


江戸時代中期、お神札(ふだ)を祀るために大神宮棚(だいじんぐうだな)という特別な棚が設けられるようになり、これが神棚の原型となり庶民の生活に幅広く普及しました。
この地方で製造される神棚は上質の桧材を丹念に組み上げ、桧の気品ある香りと相まって独特な厳粛さがあふれています。


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奈良表具(ならひょうぐ)


表装技術は仏教とともに飛鳥時代に日本に伝わり、奈良時代には表具師という仕事が日本の歴史に登場します。
書や経巻の表装に始まり、絵巻物や掛け軸、屏風、襖など「床の間」文化の発達に伴い表装技術も発展してきました。
奈良表具は、奈良時代に始まった表装技術を受け継ぎ発展させ、継承してきており、現代では歴史的価値のある書や古文書等の修復などにも用いられています。



表装技術は仏教とともに飛鳥時代に日本に伝わり、奈良時代には表具師という仕事が日本の歴史に登場します。
書や経巻の表装に始まり、絵巻物や掛け軸、屏風、襖など「床の間」文化の発達に伴い表装技術も発展してきました。
奈良表具は、奈良時代に始まった表装技術を受け継ぎ発展させ、継承してきており、現代では歴史的価値のある書や古文書等の修復などにも用いられています。


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奈良一刀彫(ならいっとうぼり)


奈良人形ともいわれています。桧、桂、楠等を素材として、ノミで豪快に彫り上げた上に、金箔や岩絵具等で極彩色を施しているのが特徴です。
能楽、舞楽、鹿、十二支、ひな人形などを題材とした魅力ある作品が作られています。

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奈良人形ともいわれています。桧、桂、楠等を素材として、ノミで豪快に彫り上げた上に、金箔や岩絵具等で極彩色を施しているのが特徴です。
能楽、舞楽、鹿、十二支、ひな人形などを題材とした魅力ある作品が作られています。


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奈良漆器(ならしっき)


奈良漆器の特徴である螺鈿は、夜光貝、アワビ貝、チョウ貝などを模様の形に切り、桧木地に貼り、漆で埋めて研ぎ出すという、漆芸の加飾技法の一つです。
現在、伝統的な螺鈿技法を主として、硯箱、宝石箱、文箱などが作られています。

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奈良漆器の特徴である螺鈿は、夜光貝、アワビ貝、チョウ貝などを模様の形に切り、桧木地に貼り、漆で埋めて研ぎ出すという、漆芸の加飾技法の一つです。
現在、伝統的な螺鈿技法を主として、硯箱、宝石箱、文箱などが作られています。


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面(めん)


法隆寺、東大寺に現存する伎楽面・舞楽面などの優れた古楽面、室町時代に完成された能、狂言面が鑑賞用に作られてものです。
パルプ、土、可塑性樹脂などを石膏型、シリコン型で製作するものあるいは天然木の桧・桐を使用し、仏像面や能面を製作する木彫面があります。

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法隆寺、東大寺に現存する伎楽面・舞楽面などの優れた古楽面、室町時代に完成された能、狂言面が鑑賞用に作られてものです。
パルプ、土、可塑性樹脂などを石膏型、シリコン型で製作するものあるいは天然木の桧・桐を使用し、仏像面や能面を製作する木彫面があります。


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