活かす 聖徳太子プロジェクト

聖徳太子ゆかりの市町村 奈良市

前身は聖徳太子創建の熊凝精舎 『大安寺』

大安寺
聖徳太子とのゆかり

奈良市には710~794年まで都(平城京)が置かれましたが、そこには聖徳太子が活躍した飛鳥・斑鳩地方から多くの寺院が移ってきました。奈良市中心部にある大安寺も、聖徳太子が平群に建てた熊凝精舎(くまごりしょうじゃ)がその前身であるといわれています。熊凝精舎は仏教の学舎(まなびや)でしたが、次第に規模が大きくなり、大安寺に至ると「仏教大学」の様相を呈しました。まさに、我が国の政治に仏教をとりいれた聖徳太子ゆかりの寺院であるといえます。

聖徳太子ゆかりの歴史文化資源

大安寺は、当時の我が国の筆頭寺院であり、我が国の仏教の源流をなす寺院でした。したがって、仏教の影響を受けた歴史文化資源が多数残されています。特に、榧一木造の十一面観音立像、四天王立像、不空羂索観音立像など9体の仏は、全て国の重要文化財の指定を受けています。