活かす 聖徳太子プロジェクト

聖徳太子ゆかりの市町村 生駒郡 三郷町

聖徳太子信仰の厚い『龍田大社』

大和川と信貴山
龍田大社
龍田大社風鎮大祭
聖徳太子とのゆかり

三郷町は、古くから大和と河内を結ぶ交通の要衝として栄えてきた地域です。周囲を山に囲まれた大和において、大和川の流れ出る当地が交通や物資運搬に最も利便性の高い場所でした。そして、「龍田道」や「龍田越」と呼ばれる道の整備には聖徳太子が関わっていたともいわれており、太子の斑鳩から河内への移動の他、難波津に到着した遣隋使等も利用していたと考えられています。三郷町は、聖徳太子が「信ずべき貴ぶべき山」と名づけた信貴山のお膝下、法隆寺の守り神として祀った龍田の神が治めてきた場所です。

聖徳太子ゆかりの歴史文化資源

三郷町の東部にあたり「龍田道」に相当する旧奈良街道に沿った勢野地域では、平群氏の氏寺で聖徳太子が創建に関わっているとされる平隆寺跡(県史跡)や瓦窯群があります。また、西部にあたる立野地域には聖徳太子の信仰も厚かったといわれる龍田大社があります。龍田大社では年中行事として4月3日・4日に「瀧祭」「例大祭」「放魚祭」、7月第1日曜日には「風鎮大祭」、翌日には「御座峰山神祭」が行われ、これらの祭事は天武朝にはすでに行われていたと考えられる古式の行事です。