現在、奈良県では、救急車による搬送に時間を要する重篤患者に対応するため、和歌山県及び関西広域連合のドクターヘリを共同運航していますが、昨年7月の紀伊半島知事会議において、3県知事による基本合意書が締結され、三重県ドクターヘリの共同利用に向けて協議を行ってきました。
今般、下記のとおり共同利用を開始することとなりましたので、お知らせします。
記
1 対象地域
奈良市の一部(旧月ヶ瀬村、旧 都祁村)、宇陀市、山添村、曽爾村、御杖村、
川上村及び東吉野村
2 運航開始日
平成28年4月1日(金曜日)
(参考)三重県ドクターヘリ
平成24年2月より運航開始
基地病院 三重大医学部附属病院、伊勢赤十字病院
ドクターヘリとは、救急医療用機器を装備し、医師と看護師が同乗して救急現場等に向かい、救命医療を行いながら三次救急医療機関等に患者を搬送する専用ヘリコプターです。
これにより、救命率の向上及び後遺症の軽減、広域搬送体制の確立、さらには災害発生時の医療救護活動の充実を図ることができます。
なお、ドクターヘリは、消防機関からの要請に基づき運航するもので、個人から直接要請することはできません。
ドクターヘリ運航圏域図