農業研究開発センター 1月の風景
素麺やパンに適した新たな小麦品種の探索/本所
11月に種を播いた小麦も生育し、株の内部には1mm程度の幼穂ができ始めています。幼穂はこれから春に向けて茎葉の中で大きくなり、4月中旬には外に出て穂になります。
当センターでは、素麺や、現在の県産小麦「ふくはるか」の主な用途であるパンへの加工適性が高く、奈良県での栽培にも適した小麦品種の探索を行っています。
(写真:分げつ数や葉齢の測定、播種時期および品種の違いによる生育比較)


新たな柿糖蜜漬けの製造技術の開発/本所
当センターでは、柿の新しい加工品として糖蜜漬けを開発しています。これまでに、甘柿の「富有」を用いた糖蜜漬けを開発してきましたが、果実の種取り作業に時間を要するため、現在では種のない渋柿「刀根早生」を利用する製造技術の開発を進めています。
(写真:糖液の溶存酸素測定、柿の物性測定)

