平成30年度奈良県における高齢者虐待の状況について
高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づき、奈良県における高齢者虐待の状況を公表します。
<概要>
1.養介護施設従事者による高齢者虐待の状況
(介護保険施設、介護サービス事業所に従事する者による虐待)
虐待の事実が認められた事例は、8件でした。(前年度12件)
○ 虐待を受けた高齢者の状況
・性 別 男性:1名 女性:7名
・年 齢 65~74歳:2名 75~84歳:2名 85~89歳:2名 95~99歳:1名 不明:1名
・要介護度 要介護3:4名 要介護4:1名 要介護5:2名 不明:1名
・認知症日常生活自立度 全てⅡ以上(自立度が不明の方を除く)
(日常生活に何らかの支障がある認知症の方)
○ 虐待の内容と虐待者の状況
・虐待の種類 身体的虐待:4名 介護等放棄:2名 心理的虐待:1名 経済的虐待:1名
・虐待者の職種 介護職:4名
2.養護者による高齢者虐待の状況
(高齢者の世話をしている家族、親族、同居人などによる虐待)
虐待の事実が認められた事例は、100件でした。(前年度138件)
○ 虐待を受けた高齢者の状況
・性 別 約8割が女性
・年 齢 6割以上が80歳以上の方
・要介護度 要介護認定を受けている高齢者のうち、5割以上が要介護1,2
・認知症日常生活自立度 要介護認定を受けている方のうち約8割がⅡ以上
(日常生活に何らかの支障がある認知症の方)
○ 虐待の内容と虐待者の状況
・虐待の種類 約7割が身体的虐待
・続 柄 息子、夫・娘の順に多い
・世帯構成 8割以上が虐待者と同居
※ 調査結果の詳細は、地域包括ケア推進室のホームページに掲載しています。
地域包括ケア推進室ホームページ: http://www.pref.nara.jp/52093.htm