奈良県育成のイチゴ品種「奈良11号」について、3月から4月にホームページ等で名称を募集し「ならあかり」として農林水産省に品種登録出願を行っておりましたが、令和3年12月28日付け官報において出願公表されました。まだ栽培面積は少なく、今年度も試験的に栽培を行っています。
なお通常、品種登録までには出願から2~4年かかる見込みです。
~奈良県育成イチゴ新品種「ならあかり」について~
◯品種の特徴
・県育成の他品種(アスカルビー、古都華)よりも収穫開始期が早く、11月~12月の年内収量が多い。
・果形の揃いが良い。
・糖度が比較的高く安定しており、酸度が高く、すっきりとした甘さ。
◯育成経過
「古都華」と「とちおとめ」の交配から得られた奈良県育成系統に、「古都華」と「かおり野」の交配から得られた奈良県育成系統を交配し、平成26年に得られた約4,500株の中から選抜し、新品種候補としました。
※品種登録出願中
出願番号 第35648号
出願日 令和3年8月16日
出願名称 「ならあかり」
奈良県内のみ栽培可(公示(農水省)参照)
◯お問い合わせ
奈良県食と農の振興部農業水産振興課 園芸特産係(上野・神川)
〒630-8501 奈良県奈良市登大路町30
TEL:0742-27-7443 FAX:0742-22-9521