活かす 聖徳太子プロジェクト

聖徳太子ゆかりの市町村 橿原市

聖徳太子の弟が創建 『久米寺』

久米寺
国源寺
東楽寺
木造南無仏太子立像
聖徳太子とのゆかり

橿原市にある久米寺は、聖徳太子の弟である来目皇子(くめのおうじ)が創建したと伝えられています。眼病を患った皇子が、聖徳太子のお告げにより薬師如来に祈願したところ、平癒したといいます。このように聖徳太子が信仰した薬師如来は、毎年5月3日に久米寺で行われる練供養の行列にも登場し、二十五菩薩の先導役をつとめます。また、久米寺は、境内のあじさい、つつじ、雪柳でも有名で、多くの人々が訪れます。

聖徳太子ゆかりの歴史文化資源

久米寺の多宝塔(重要文化財)は、京都の仁和寺より移築されたもので、禅宗の影響をとどめています。また、橿原市内にある国源寺・東楽寺・普賢寺には、それぞれ聖徳太子二歳立像が伝わっています。国源寺の二歳立像は、鎌倉時代後期の作であり、国内では最古の太子像です。東楽寺の二歳立像は、普段は飛鳥資料館に保存されていますが、毎年春分の日には橿原市曽我町の東楽寺に里帰りし、法要が営まれます。