聖徳太子プロジェクト
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桜井市にある土舞台は、我が国初の「国立劇場」並びに「国立演劇研究所」と伝わります。612年、百済の味摩之(みまし)が伎楽の舞を我が国に伝えましたが、聖徳太子はそれを子どもたちに教えるために土舞台を作りました。このような由来から、土舞台は日本芸能の発祥の地とされています。毎年、土舞台顕彰会主催の野外音楽イベント「土舞台ユーラシアアンサンブル」が行われており、芸能の発展にも貢献した聖徳太子の精神を今に伝えています。
その聖徳太子の住居跡と推定されているのが、桜井市上之宮にある上之宮遺跡です。日本書紀には、太子の住まいは「上宮」であるとの記述がありますが、まさにここがその「上宮」に該当するのでは、と考えられています。
土舞台には「土舞台顕彰碑」が建てられています。この顕彰碑の文字は、桜井市出身の評論家・保田與重郎(やすだ・よじゅうろう)氏の書によるものです。昭和47年の除幕式には、森繁久彌氏、岸田今日子氏などの芸能関係者も出席しました。
上之宮遺跡は、平成4年に桜井市の指定史跡となりました。園池遺構を原寸大で復元し、上之宮史跡公園として整備されています。