聖徳太子プロジェクト
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- 磯城郡 川西町
川西町には、聖徳太子が通勤に使ったという太子道が通っています。その太子道沿いにあるのが油掛地蔵です。太子が休憩をとって南無阿弥陀仏を唱えると地蔵が現れた、という言い伝えをもとに建てられたものです。この地蔵に油を掛けると、できものが治るとされていることから、「油掛地蔵」と呼ばれています。また、川西町保田にある富貴寺は、道詮(聖徳太子を尊崇した平安時代初期の僧)の創建によると伝えられていますが、この道詮は法隆寺夢殿を建てた人物です。このようなところにも、聖徳太子とのゆかりがあります。
上述の油掛地蔵が、川西町の聖徳太子と最もゆかりの深い歴史文化資源であるといえます。毎年7月の地蔵盆には祠に提灯がともされ、油掛け供養が行われるなど、地域の人々によって大切に護られています。また、富貴寺の本堂は、川西町で唯一の国指定重要文化財の建物となっています。